履歴書に書く特技や趣味って何を書けばいいか分からないですよね。目立とうと思って奇をてらったことを書いて、逆に面接の時に掘り下げられて赤っ恥をかいた…なんて経験をした方も多いのでは。
私が新卒の時の話ですが…カラオケが趣味と言った時「へー!誰の曲歌うの?」と聞かれて、具体的なアーティストを答えられなかった昔の自分を未だに思い出して恥ずかしくなります…(笑)
昔の私のような恥ずかしい人を 一人でも多く救うため、この記事では下記を徹底解説します。
- 書くと減点になる特技や趣味 避けるべき表現
- 無難で高評価な特技や趣味の実例
- 特技や趣味が思い当たらない人にひねりだし方を実演
- 履歴書に実際に書く時の見本
この記事を読み終わる頃には特技・趣味欄はバッチリ、更に面接の時の準備まで出来ちゃいますので、ぜひ読んでみてください。
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まずはおすすめの特技をご紹介しますが、まずは特技と趣味で書くべきことを必ず抑えてください。
特技は「一発芸」のようなイメージではなく、仕事をする上で関係するものがおすすめ。今までの実績だけでは伝えきれないようなスキルをアピールする絶好のチャンスです。
パソコンを使う仕事なら、パソコン関係が安定して強い。
パソコンを使う仕事の場合、パソコン関係の特技をアピールすると大きく加点を狙えます。企業のDX化が進んでいるので、デジタルに明るい人材は歓迎されやすいです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは
ITツールやデジタルテクノロジーなどを活用して、まったく新しいビジネスやサービスを創出し、新たな顧客価値を提供するとともに会社の成長を促す活動
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もしパソコン関係の検定などを持っているようならここでアピールしておくと良いでしょう。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- タイピングが10分間に600文字のスピードで打てる(ワープロ検定 準1級相当)
- Excelで関数やマクロを使うことができる。
- 前職で議事録や見積作成などのパソコン業務を得意としていた。
MOSやタイピングは客観的に評価しやすいので、該当するなら積極的にアピールしてみましょう。パソコンを特技としたいけど具体的な検定などは持っていない場合、Excelの能力や書類作成実績を引合に出すことをおすすめします。
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体力勝負の仕事なら、スポーツ経験が無難に高評価に繋がる。
立ち仕事などの体力勝負の仕事であれば、体力をアピールするためスポーツ経験をアピールするのがおすすめです。
- フルマラソン完走したことがある。
- ベンチプレス100kg上げられる。
- 走ることが得意で、週3回5kmのランニングが習慣。
- 高校時代は野球部で鍛えたので、体力には自信がある。
ただ「体力には自信があります」と言うのではなく、具体性を持って書くのが大切です。現在行っていることでアピールするのがベストですが、どうしてもない方は学生時代の経験を出して書いてもOKです。
おすすめの趣味は無難&エピソードを語れるもの。
趣味欄は比較的自由に書いても大丈夫な部分です。しかし、フランクな内容ゆえに面接でもフランクに質問されることが多く、網を張っておくべき部分でもあります。
履歴書に書く趣味は必ずエピソードとセットで書く。薄い趣味は面接で逆効果。
趣味を履歴書に書く場合、面接でも聞かれるものと思っておいてください。つまり、質問された時の答えを準備しておく必要があります。「カラオケが好き」であれば、以下のような質問が思い当たります。
- 最近は誰と行きましたか?
- どんなアーティストを歌うんですか?
- カラオケのどんなところが好きですか?
採用担当者もそれほど重要な質問と思わず、軽く質問してきます。その際に答えに詰まったり、雰囲気が悪くなったりすると面接全体に影響を与えかねませんので、しっかり準備しておくことをおすすめします!
無趣味な方におすすめの無難な趣味と切り返し6選。
趣味がなかなか思い当たらない方は例を出しておきましたので、この中から選んでください。ギャップを狙うのもアリですが、無難なマイナスイメージのない趣味を挙げるのもおすすめです。
一般的に社交的なスポーツや文化的な趣味が好まれる傾向にあります。また、面接で聞かれることも多くなるので、切り返しの例文も合わせてご用意しました。
- 映画鑑賞…好きな作品or最近見た作品
- 料理…最近何を作ったか。誰に振舞ったか(友人関係などが見えるとベスト)
- スポーツ(野球・テニスなど)…どれくらいの頻度?誰と?どこで?
- 読書…好きな題名or最近読んだ本(小説や自己啓発本あたりが無難)
- 旅行…行ったことのある場所(コロナ禍のため、かなり前でもOK)
- 食べ歩き…どこに行ったor誰と行ったなどのエピソード
履歴書の趣味欄で加点を狙いたい方は趣味→自己PRへ繋げる流れを作る。
仮に趣味と自己PRを上の表のような内容にした人がいたとします。
ただ「旅行が趣味」とするだけでは話が広がらないので、エピソードを準備します。
旅行に行くのが趣味なのですが、初対面でもすぐに仲良くなることができます。旅先で出来たお友達は今でも良好なお付き合いをしています。
自己PRはコミュニケーションが高いことです。趣味でもお話しした通り、初対面の方の中に入っても円滑にコミュニケーションできるので、職場においても能力を最大編発揮できます。
逆に自己PRを裏付けるエピソードとして趣味の旅行を使うこともできます。書類選考に書く内容は説得力が大事なので、各項目を行ったり来たりできるように書くのがポイント。お互いを補い合って、一貫性のある選考書類に仕上げることができます。
おすすめできない!減点される特技・趣味の書き方 4選
皆さんが思いつく特技の中にはおすすめできないものもあります。もし該当する特技を書いていたらすぐに直すことで書類選考の通過率に繋がります。
NGな特技① 特技や趣味欄に「特になし」と書いている
いきなり特技や趣味を聞かれてもなかなか思いつかないですよね。しかし、特になしと書いてしまうのは無難ではなく減点対象です。
確かに変な特技や趣味を書いてしまうことがないので、一見減点を避けられたように見えますが、「積極性がない」「考える力がない」と評価されて減点されてしまう可能性が高いので要注意。
特技は思いつかなくても何かしら絞り出すのが必須。絞り出し方は後で解説していますので試してみてくださいね。
NGな特技② まるで一発芸のような特技を書いてしまっている
特技と聞いて、一発芸のようなものをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、加点は得にくいです。
例えば、体がめちゃくちゃ柔らかくて軟体動物のような動きができるという特技があったとしても、それを好意的に取ってくれる採用担当者は少ないです。
もちろん「キミ、面白いね!」と印象に残る可能性もありますが非常にリスキーです。面接で冷ややかな視線を浴びる可能性もありますので、出来れば仕事に関連する特技を選びたいところ。
NGな特技③ 印象がよくない趣味を書いてしまっている 実例をご紹介
よくある質問で「こんな趣味は書いても大丈夫ですか?」という質問を受けます。基本的には「もしかしたら減点されるかも…」と思う趣味は書かない方が無難です。いろんな価値観を持つ採用担当者がいますので、減点の可能性は少しでも減らした方がいいです。
-
- ギャンブル全般…お金の心配をされる。一般的にマイナスイメージ。
- ゲーム…暗い・友人関係の希薄さを印象付ける。
- 筋トレ…スポーツの方が無難。担当者によっては意気投合の可能性も。
- アイドル関係…嫌悪感を持つ人も結構いる。
- 暗めの趣味(人間観察・裁判傍聴など)…単純に引かれやすい。
※転職活動での戦略面での話であり、特定の趣味を否定するものではありません。
趣味は、話題に困った採用担当者が面接で聞きがちです。そこでマイナスイメージを持たれないためにも、ここは無難な趣味をチョイスしておきましょう。
NGな特技④ エピソードを掘り下げらない特技を選んでしまって、面接で困る
特技を書くと、面接で触れられる可能性が大幅に増えます。つまり、面接で聞かれて話を広げられなければ避けるべき特技となります。どうしても書くことがなくて書く場合は、面接で聞かれた際の切り返しが必要ですので、必ずエピソードを準備しておきましょう。
早起き…早起きが得意なので、凝った朝ごはんを作ることにしています。朝から家族を元気にすることができています。
話を聞くのが得意…初対面の方でも皆さん話しやすいようで、すぐに気に入っていただけるのが強みです。
何がNGか分からない人は、エージェントに確認を取るのが一番間違いありません。企業ごとに性格も異なるので、企業に合わせたアドバイスをしてくれます。まだ登録していない方は必ず登録しておきましょう。
特技・趣味のおすすめの書き方【何も思いつかない方向け!】
「じゃあ特技とか趣味ってどう選べばいいの?」という方に、どのような方針で選べばいいかを解説します。
第一印象とギャップのある趣味だと効果的◎
趣味欄は人事担当者に普段の自分が垣間見える部分です。面接に来ている部分では見えない部分を探そうとしているのが趣旨の項目です。そのため、面接に来ている雰囲気と逆のイメージの趣味を挙げることで意外なイメージを与えることもできます。
- 営業志望だけど大人しめの方の場合→実はバーベキューなどが趣味で社交的なイメージ
- ちょっとお調子者の方の場合→実は読書家で思慮深いイメージ
- 勉強はあまり得意でなさそうな経歴→趣味は美術鑑賞で教養のあるイメージ
「まんべんなく能力があって無難だけど、面白い面もある!」と企業に思わせるのがポイントです。
特技や趣味がない!思いつかない人におすすめな実例をご紹介!
上にも書いたように、「特になし」と書くのはなんとか避けたいです。しかし「そんなこと言っても本当に特技なんてないんだよ!」という方もいますよね。
特技がない場合のひねり出し方。小さなことでも紙に書き出していく。
私もそれほど特技がある方ではありません。しかも面接で掘り下げられるとなると困ります。そんな私が恥ずかしながら特技をひねり出そうと書いた様子を書きますので、その過程を見て真似してみてください。
- 話すのが少しだけ得意かも
- パソコン打つのは人よりは早いかも
- 少しだけピアノが弾けるかも
- 少しだけ我慢強いかも
・話すのが得意…研修の時、初対面の人と仲良くなりやすい。人に道を聞かれやすい。声をかけやすいのかな?
・パソコンのタイピングが早い…議事録の作成スピードを褒められたことがある。
・ピアノが弾ける…子どもの頃、たくさんの親戚の前で褒められたかな
・我慢強い…他の子たちが「しんどい」とバイトをやめても、私だけは長く続けたなぁ。
私の場合、営業職なので「話すのが得意」を選びました。この時、「少しだけ得意」でも「少し」という言葉は少し勇気を出して取りましょう。
○○の時の研修の際、5人ずつのグループに分けられました。なかなか全員緊張して会話が弾まなかった中、私の雑談を中心に少しずつ議論が進んでいきました。
道で声をかけられやすいこともあり、話しかけやすい雰囲気を感じられやすいのかもしれません。この特技は、御社に入社したい際にも社員の方々はもちろん外部の方に早く覚えていただくことにも寄与するのではないかと考えております。
このような台本を準備しておけば、面接時にも特技欄を乗り越えることができます。諦めずに頑張って紙に書き出してみましょう!
特技・趣味欄の記入例 箇条書きor流れのある文章どちらでもOK!
おすすめの2パターンを実際に作ってみましたので、真似してみてください。
パターン1
特技と趣味を箇条書きにして記入するスタイル。シンプルで無駄なことを書かず、詳細は面接で聞いてもらうという趣旨です。文章力がなくてもミスしないので、非常に無難な選択肢です。
パターン2
箇条書きではなく、文章にしたスタイル。味気ないと感じる方は、このように文章にすることで丁寧で柔らかい印象を与えます。説明を加えられる点も良く、理解しやすいです。
特技・趣味欄は完了!落とし穴に引っかからないよう、面接で聞かれることをイメージしよう。
特技・趣味欄は、コツコツ正解を書いていけば良い部分の多い履歴書において、数少ない落とし穴です。
- 仕事に関係する特技
- 自分の外観とギャップがあり、マイナスイメージのない趣味
を念頭に選んでみてください。
この記事でも書くべき内容は網羅していますが、個別に聞きたい内容などは転職エージェントさんの指導が効果的です。
特技・趣味欄のように一個ずつ履歴書のレベルを上げれば確実に書類選考の通過に近づいていきます。他の項目についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。