「活かせる経験やスキル、知識について書いてください」なんて言われても、人に言えるような経験もスキルもないし困っちゃうなぁ…
誰でも書けるようにこの記事で徹底解説します。選び方や例文も載せておくので、自分の場合に当てはめて書けばOKですよ!
- 活かせる経験・スキル・知識にどんなものを選んだらいいか分からない方
- どうしても活かせる経験やスキルが思い浮かばない方
- 活かせる経験やスキルの例文を見てみたい方
- 企業にマッチしたものを選ぶと効果的 企業HPを5分見れば何がいいか分かってくる
- 書く経験やスキルは1点突破で。その代わりストーリーで説明する
- 「問題」「行動」「結果」の3段階で書くとストーリーをイメージしてもらいやすい
- エージェントに添削してもらえば、失敗を効果的に防げる
立派な経験やスキルも、うまくアピールできなければ宝の持ち腐れ。逆に経験やスキルが少なくてもしっかり書けば十分アピールできますので、この記事と一緒に書いてみましょう!
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「活かせる経験・スキル・知識」の役割や重要性を理解すれば書くことが見える
まずは活かせる経験・スキル・知識を聞く設問について、どんな設問なのかを理解して見ましょう。
企業は何を見ている?活かせる経験・スキルの役割とは?
企業はこの設問から「入社したらどれくらい戦力になってくれるかな?」「今までどんな学生生活や仕事をしてきた人かな?」ということを知りたがっています。つまり、私たちの将来像をイメージしてもらうのが、活かせる経験・スキルの役割になります。
企業にマッチした経験・スキルを選べば評価アップ!
積極的に狙いたいのは企業にマッチした経験やスキルについて書くことです。「仕事が早い人がいいなぁ」と思っている企業に「業務効率を良くして20%早くできるようにした経験がある」と言えば刺さりそうですよね。
職種ごとにアピールすべきことも変わってきます。例えば営業職と事務職を比較してみましょう。
マッチした経験・スキルを選ぶためには企業研究が必要
企業にマッチした経験・スキルをアピールするためには、まず相手企業がどのような人物が欲しそうなのかをリサーチしましょう。いわゆる企業研究をしなくてはなりません。
企業研究とか難しそうでめんどくさい!時間もないし…
実は効率的にやれば、企業HPを5分見るだけでも企業研究できますよ!
ここで企業研究しておけば、面接で答えられないこともなくせます!
企業HP(ホームページ)を使った企業研究のやり方 5分でサクッと要点を抑える方法
「活かせる経験・スキル・知識」を書く際の3点の大事なポイント
企業研究をパパっと終わらせたら、早速書いてみましょう。その際に気を付けるポイントを3点ご紹介します。
活かせる場面が想像できるように書く
自分では記憶の中なので映像で思い出せることも、採用担当者は思い描くことが難しいです。具体的なエピソードを入れ込むと想像しやすいのでおすすめです。
「奈良に旅行にいって大仏をみてきました」だけより「奈良の大仏を見たら首が痛くなるほど大きかった」の方がイメージが湧く。そんな表現を意識しましょう。
一点集中で書く 複数を書くと内容が薄っぺらくなりがち
たくさんアピールしたい気持ちも分かりますが、とっておきの経験・スキルを一個だけ書きましょう。複数の例文を見比べてみると分かりやすいです。
- ×複数アピールした例文
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私は部活で部長を務めた経験からリーダーシップがあります。学級委員を務めていたこともありますので、責任感も強く持っています。また、アルバイトの経験から接客業務も得意としています。
- ○1点集中でアピールした例文
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私は部活で部長を務めました。当時仲の悪かった部員同士の仲裁に尽力しました。卒業する頃には良い雰囲気の部にすることができ、非常に感謝されました。貴社においてもこのリーダーシップを活かしたいです。
同じくらいの文章量だけど、確かに1点集中の方が納得感あるかも!
初めて読む人にも伝わるように書く 詳細を説明しすぎても伝わらない
初めて読む人に分かるよう、簡単・シンプルな文章にしましょう。自分の素晴らしさを伝えようするあまり、専門的な説明をしすぎてしまうと逆に分かりにくくなってしまいます。
私はサービスエキスパートとして表彰された経験があります。3分類あるうち、クオリティマスターに認定されることができました。これはお客様にアテンドした際、1時間以内にご提案にアグリーいただけることができる者のみがなれます。この経験を活かして貴社でも活躍したいです。
多分すごい経験なんだろうけど、結局何が言いたいのか分からないかも…。中学生くらいに説明する気持ちを持って書くと◎
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活かせる経験・スキルの例 ヒューマンスキルは汎用性が高く無難に使いまわせる
どんな仕事でも必ずに人と関わります。つまり、対人スキルはどの仕事にもアピールできる汎用性のあるスキルです。
良好な対人関係を構築するためのスキル
①コミュニケーション能力 弱点を言い換えれば誰でも書ける
誰でも必ず人間的な魅力があります。必ず何かアピールできるコミュニケーション能力がありますので、書くことがない方にもおすすめです。コミュニケーション能力に自信がない方は、自分の弱点を逆転するのも有効な方法です。
自分に自信がなくても大丈夫。言い換えた表現をするのは悪いことじゃないから安心して言い換えましょう。
②マネジメント経験 30代以上には特におすすめ!
30代以上だと特にウケがいいのがマネジメント経験。後輩や部下を指導したことがある方は積極的に使っていきましょう!
特に30代以上の転職ではマネジメント経験のなさを理由に落ちることも増えてきます。年齢が上がれば上がるほど、重要になってくる経験です。
③ビジネススマナー 新卒・第二新卒の方におすすめ!
ビジネスマナーは新卒・第二新卒の方に特におすすめです。インターンの経験がある方は使いやすいですし、サービス接遇検定や秘書検定などをお持ちの方はここでアピールするのもおすすめです。
④専門スキル 必要としている企業に刺さる!
企業にぶっ差したいなら専門スキルがおすすめ。企業研究でもし求められていることが分かったなら、アピールすると効果絶大です。
必要としているかを知るためにも、企業研究が必須になってきます。
⑤PCスキル(パソコンスキル) パソコンが使えない人が増えているからこそ光る
スマホの普及からパソコンを使えない20代・30代も増えてきています。パソコンが使えることをかなり重要視している企業もあります。
もしパソコンが苦手な方はこの機にチャレンジしてみることを強くおすすめします。入社後の自分を助けることにもなります。
⑥語学力 グローバル視点を持つ企業に効果抜群
グローバルな視点を持つ企業では語学力をアピールするのがおすすめです。海外留学やTOEICなどの経験があって、企業も海外展開を視野に入れているならぜひ書きましょう。
⑦専門的な業務の経験 専門業種の経験があるなら迷わずアピール
転職される際、専門的な業種の場合は必ずアピールしましょう。例えば、プログラマーさんが転職する場合は使っていた言語をアピールするといった感じです。相手がその専門性について理解できる企業の場合は効果抜群です。
経験やスキルが少ない!どうしても思い浮かばない・書けない場合は?
活かせる経験やスキルなんてもってないよー!
「自分なりには頑張った」ことでもOKなので、あまり悲観しなくて大丈夫ですよ!
他人と関わった時のことを思い出してみよう
先程も紹介したヒューマンスキルについて書く方針です。子どもの頃に学校で友達と関わった時、アルバイトをした時、大学でグループワークをした時…何でも構いません。リーダーみたいなことをしたことがなくても、メンバーシップをアピールすることもできます。
組織で自分の役割を果たし、その組織の一員として全体に貢献すること。
「グループワークをした際、苦労するリーダーを助けられるよう自ら手伝った」みたいな感じでもOKですよ!
勉強中のことについてアピールするのも◎
経験はないけど勉強は少しだけしてるんだよなぁ…
頑張って勉強している、という意欲が見えるのも十分アピールになりますよ!
例えば…事務職で働いた経験がなくても「簿記3級の取得に向けて勉強中です」とアピールすることもできます。「じゃあ入社したら実務を勉強しながら実際に取りましょうね」といって受け入れられるパターンもあります。
活かせる経験・知識・スキルの書き方 3段階で組み立てれば書きやすい
活かせる経験・知識・スキルはストーリーを意識して3段階で組み立てると書きやすいです。ただスキルだけを羅列するだけでは、「ふーん。そうなんだ」というくらいの認識に留まってしまって、印象に残りません。そこで、ストーリーが採用担当者さんに見えるように3段階で構成するのが大切です。
仕事や人間関係で、問題を発見することは誰しもあると思います。
そこが、経験・スキルを組み立てるヒントになります。
問題をそのままにせず、改善しようとする姿勢を評価されます。
「売上○○%アップしました」というような実績が示せなくても、小さな結果でも構いません。
「お客様からお褒めの言葉をいただいた」でも「チームに活気が出た」でも構いません。
活かせる知識・スキルの書き方の例文【経験・スキルごとに掲載】
活かせる経験やスキルについての例文をご紹介しています。全て「3段階で説明する」ことを意識して書いていますので参考にしてみてください!
コミュニケーション能力の例文 万能でどんな仕事にも使えそう
【コミュニケーション能力】:大学時代に飲食店でアルバイトをしておりました。その際、「店員の態度が悪い」というクレームが多く入っているのを見て、まずは私が見本となれる存在となれば他のスタッフの雰囲気も変わるのではと考えました。その日から積極的にお客様に話しかけたり、にこやかな接客を心がけました。その結果、他のスタッフから「○○さんと同じシフトの時は雰囲気が明るくて働きやすい」と言っていただけ、数か月経つ頃にはクレームのご連絡もほとんどなくなっていました。
私はアパレルのアルバイトだったから、そこだけ変えれば同じ感じで書けるかも!
マネジメント経験の例文 経験があるなら、転職で積極的使いたい
【マネジメント経験】:客数が減少傾向にあり、売上もそれに伴って減少していました。そこで、売り場のチームメンバーに丁寧にヒアリングしていったところ、メンバーの志気低下がお客様にも伝わってしまっていると仮説を立てました。辛抱強く改善を繰り返していった結果、メンバーの志気は上昇し、店舗に活気が出始めました。3か月後にはお客様から店員がお褒めの言葉をいただくことも増え、結果として客数・売上も上昇に転じることが出来ました。
もし具体的な数字があるなら、入れ込めば更に説得力が増します。
PCスキルの例文 テクニカルスキルで人を助けた経験は強い!
【PCスキル】:私の職場ではパソコンが苦手な方が多く、書類作成に時間がかかっていました。繁忙期には残業が多くなり、雰囲気が暗くなってしまうこともありました。改善したいと考えた結果、使用頻度の多い書類はエクセルのマクロを組んだものを配布することにしました。マクロの使用は未経験でしたが、書籍で勉強してひとつひとつ作成しては配布していきました。その後繁忙期を迎えた際、「○○さんがいろんな工夫をしてくれたから今年は本当に楽だったよ」と言われ、非常にやりがいを感じました。貴社での業務においてもこのスキルを活かして効率化に取り組みたいです。
貴社で使えるということをアピールすると、相手も想像しやすくていいですね!
提案力の例文 営業・販売系のアピールポイントとして有効!
【お客様の本当のニーズを叶える提案力】:お客様が求める商品は、お客様が本当に叶えたいことに役立つものではなかったため、自分なりの提案を加えた提案書を作成しました。お客様のためを思っての提案であることを粘り強く説明した結果、最終的にはご理解いただき、納品時に「あの時は本当にありがとう」という言葉をいただきました。
文字数制限を考慮して短めに収めてみました。コツは長めに書いてから後から無駄な部分を削っていくこと。
\ESでよく聞かれる他の項目についても詳しく解説しています/
【転職・就職】エントリーシート(ES)の書き方講座 例文多めのやさしい解説で他の候補者と差を付けよう!
活かせる経験やスキルは何に書く?フォーマットの手に入れ方
活かせる経験やスキルを書くためには、職務経歴書やES(エントリーシート)のフォーマットを手に入れる必要があります。
ES(エントリーシート)と職務経歴書フォーマットの手に入れるタイミング
それぞれを手に入れるタイミングは異なります。
職務経歴書は応募する前に手に入れておき、記入したものをある程度準備しておくことになります。対してESは企業に応募してからもらうことになります。
職務経歴書は適当にフォーマットを選ぶと失敗する
職務経歴書は適当に選ぶと失敗します。書くべき内容が入っていなかったり、効果的な順番で書けなかったりするフォーマットも存在します。
おすすめなのは職務経歴書は転職エージェント経由で入手することです。転職エージェントのフォーマットは、数々の企業へ提出されたノウハウが詰まっていますし、エージェント自身も使い慣れているので適格なアドバイスをもらいやすいので、レベルが高い職務経歴書に仕上げやすくなります。
私が複数使った中ではマイナビエージェントのものが非常に出来がよかったので、転職される方はぜひ登録して手に入れましょう。
\ 書類選考に強い安定の総合エージェント。私の書類選考通過率を上げたのもマイナビ /
ES(エントリーシート)は企業独自フォーマット エージェント経由で書くポイントを教えてもらおう
ESは受ける企業によって大きくフォーマットが異なります。聞かれる内容もさまざまなので、対策が非常に難しいです。
ESについてもエージェント経由でもらうことをおすすめします。
- 書く前にエージェントに書くべきポイントを教えてもらえる
- 書いた後、エージェントに添削してもらえる
- 提出するタイミングなどをエージェントに調整してもらえる
- 企業へ送るのもエージェントが代行してくれる
一般的に、ESはもらってから提出するまでの期限が非常に短いです。選考のタイミングによっては翌日出さないといけないことも。慌てないためにもエージェントに登録して、いつでもサポートしてもらえる体制を整えておく必要があります。
活かせる経験やスキルを書いたら必ず添削してもらう
この記事を読みながら書けば、かなりレベルの高い内容になっていると思います。しかし、不安なこともあります。
- 応募企業に合わない経験だった
- 厳密に言うとそのスキルを求めているわけではなかった
- その経験よりも重要視されている経験がある
不安だけど、別に落ちた理由を教えてくれるわけじゃないし結局分からないよね…
エージェントに添削してもらえば、危険性をグッと減らせます。万が一落ちてしまってもフィードバックをもらえることも多いので、次の対策を打てますよ!
エージェントは企業の採用担当とコネクションを持っていますので、社内のことをよく知っています。添削してもらうにはもってこいですし、企業ごとに的確なアドバイスをすることができます。
まとめ 企業研究→3段階で書く→エージェントに添削してもらう で、対策はバッチリ!
企業HPを5分真剣に見れば、一通りできる
「問題」「行動」「結果」の順で3分割して書けば、相手にストーリーが伝わりやすい
フォーマットはエージェント経由で手に入れるとフォローしてもらいやすい
ひとりだと気づかない失敗に気づいてもらいやすい。エージェントは企業を良く知っているので、添削してもらうには一番の存在です。
これを意識して活かせる経験・スキルを書いていけば他の人とレベルの違う文章を書くことができます。結果、書類選考の通過率が上がるのはもちろん、面接に入ってもリードしたまま戦うことができるので非常に有利です。
ひとりで悩まずにエージェントに頼ってみると、気持ちが軽くなるし不安もなくなりますよ!